この方法を公開しようと決心

前述した私が過去に経験したことは正直、不快な記憶です。過去にはもちろん、楽しい思い出や充実した記憶も沢山あります。しかし、職場で一部の人間から嫌な目に遭わされて転職を繰り返したことは、正直に言って思い出したくない忌々しい記憶です。
印象操作術を考案して事態を改善させてからも、このような話しを誰かにしたことはありません。もう全て終わったことで今後も誰にも話さず、特に印象操作術など考案してそれを実践していたことなど(よくある表現ですが)墓場まで持っていくことだろうと考えていました。(まず、このような問題に見舞われていたことが不愉快なことで、みっとないことだと思っていたからです)
印象操作術を実践して以降はストレス耐性も対人スキルもある程度上がり、もうこの問題に悩まされることもほぼ無いだろうと思い、過去の忌々しい出来事も無かったことのように忘れようと考えてきました。
しかし、インターネットでパワハラに関するニュース記事を年に何度となく見ては、当時の自分の状況を思い起こし、複雑な気持ちになります。現実に、当時の私と同じ状況で苦悩を抱えている人が世の中に相当にいることは想像に難しくありません。
精神的な疲弊が長く続けば、いずれ心身に異常をきたす可能性が高くなります。そうなれば、休職に追い込まれ社会復帰も困難になることもありますし、最悪は自殺に追い込まれることすらあります。(パワハラ関連のニュース記事の中でも、自殺を報じたものが一番、心が痛みます)
当時の私も「このままどんどん疲弊していけば心身に異常をきたしかねない。うつ病にでもなったら大変だ」と思ったことがありました。「そうなる前にここから逃げなければ」と思って辞めたこともあります。
そこで「私が上手く自力で解決できるようになったこの方法を、必要としている人たちに教えた方がいいのではないか?」と考えるようになり、もう自分の中では終わったことで思い出す必要もないと思っていた不快な体験を詳細に振り返り、解決のためのアドバイスをまとめようと思ったわけです。
まず手始めに、印象操作術を他人も使えるように解説した本を書いて出版しました。次に、この問題で悩んでいても誰にも相談せず一人で苦悩していた当時の私と同じ状況の人に、このような自力でできる解決手段があること、そしてそれによって驚くほど状況が改善する可能性があることを知ってもらうためにウェブサイトを開設することにしました。(それが当サイトです)
そして、これを機に「印象操作術」を積極的な自己呈示による戦略という意味で、Positive Self-Presentation Strategy™(呼称 PSS対処法™)と改名しました。
もちろん、それぞれの人に固有の状況があり、複雑な事情が絡んでいることもありますので、この方法で全ての人の問題が解決できるわけではないと思いますが、パワハラ防止法というものまで作らならければならない現代の状況の中で一人でも多くの人を解決に導ければと思っています。
職場での不当な扱いに悩まされている多くの人たちへ

過去の私が試みたように、例え攻撃を受けても動じない精神的な強さを身につけることも大事です。できれば、それも同時に行った方が良いです。
ですが、私の経験から言えば、それよりも攻撃をさせないように誘導する方がずっと簡単で確実です。しかも、誰にも気づかれずに一人で実践できるのです。こんな良い方法は他にないと思っています。
パワハラ被害に遭っている方の他にも、パワハラというレベルではなくても日頃から叱責を受けている方、怒られやすい方、または叱責されるとショックを受けやすくダメージを引きずりやすい方など、叱責の程度や頻度は関係なく職場での叱責・攻撃に悩む全ての方にこの方法を勧めます。
そして特に、繊細、内気、物静か、生真面目、腰が低い、お人好しといった内向型の性格傾向の人ほどこの解決法を勧めたいと思っています。なぜなら、何のためらいもなく他人を攻撃できるタイプの人間というは、主に内向型の人間をターゲットにするからです。(当時の私が転職をしてもまた同じ状況に陥る理由の一つがそれだったわけです。要は、攻撃しても大丈夫に見える相手に平気で怒りをぶつけるような卑怯な人間が世の中には非常に多いということです)
自分なりに真面目に取り組んでいるにも関わらず、控えめな性格であるがために理不尽な叱責をされやすいという、苦悩の日々を過ごして転職を繰り返した当時の私と同じ境遇の人たちを救いたいという気持ちが、この活動の大きな動機になっています。


